現在 製作途中で すみません^^;

ぼちぼちやってます。


 デルタループとは

 ギリシャ語の Δ から来ています。一般的に三角形、逆三角形の 1ラムダのループアンテナです。

 

 ループアンテナで一番効率が良いのは円形だとされています。

波長の短い周波数では円形の製作も可能ですが波長が長くなると円形にするのは困難で、近似の八角、六角から 製作の容易なキュビカルになり

さらに簡単な三角形になったのがデルタループだと思います。

ゲインは円形、キュビカルより少し落ちますが高性能です。

 

 シングルエレメントで使用されている方の感想は、

キュビカルより製作が楽だ!!。

よく飛ぶ・・・2~3エレ八木に相当と言う感想が多いようです。

また、地上高が低くても使える、ノイズが少ないと言う利点もあります。

帯域も非常に広くほとんどのバンドで CW、SSBを低SWRでカバーできます。

シングルの場合 割とラフに作ってもそこそこ動作します。

マッチングだけの問題です。

 

 

又、直下型アンテナチューナーでマッチングを取り

マルチバンド対応と言う方も多くおられます。

 

デルタループはよく飛ぶと言われるがどんなものかと

 実験で左のような構成で 4エレ八木と比較した事があります。(21MHz)

 

さすがにエレメント4本対1本では勝負にならないだろうと思っていましたが、結構な線まで行きました。2~3エレ相当は嘘ではないようでした。

DXの信号も 4エレより S 1つ負けるか位です。

4エレでカツカツの信号もデルタでもそれなりに聞こえました。

 

ただ、疑問点はあります 。

下の4エレの影響を受けてゲインが上がっている…?

離れた場所に設置して比べれば確実ですが、これ以上は検証出来ません。

 

ノイズが少ないと言う利点は大いに役立ちます。

4エレでノイズに埋もれて聞こえない信号が

デルタループではノイズが抑えられ、聞こえる事がよくあります。

ダイポールとの比較では・・・天と地

シングルエレメントにしては、かなりの高性能と言えます。

 

 


 直感的 シングルデルタループ概念  一般的なインピーダンス値です。

インピーダンス変換はいろいろあります。


 三角形と逆三角形?

 デルタと言えば Δ ですが、▽ 逆三角形もデルタと呼ばれます。給電点もどこにとるか、さまざまです。

 給電点の場所により偏波面が異なると言う記事もありますが

一般的に 逆三角形の形で 下部(X)から給電する方がマストの最上段に設置可能で 

トップエレメントの地上高が取れる作り方が出来るため この形状が多いです。

 

 三角形と言っても 正三角形、直角三角形、二等辺三角形といろいろあります。

この形状によりインピーダンスが変わってきます。シングルエレメントの場合大体 直角三角形で200Ω 正三角形で100Ω 二等辺三角形の角度が鋭角になるにつれインピーダンスは下がって行きます。(ゲインは落ちて行きます。)


底辺1/5λで50Ω直接給電と言う例もあります。 又、 θ=120°だと 330Ω位になります。

 

 直角三角形200Ωを4:1のバランで給電する製作例が多いですが 正三角形100Ωを Qマッチで給電するのが簡単でしょう。

また縦方向のエレメントの しなり により綺麗な三角形にはならないので計算通りにはなかなか行きませんが

ラフに作ってもそこそこ動作します。

マッチングの問題だけです 

バランやQマッチのインピーダンス変換のほか LCマッチやガンママッチの製作例も多く見かけます。

 


市販品もあります。