いろんなデルタを参考にされ自分にあったものを作られればいいと思います。
ここでは釣竿デルタ 21MHz用を作ってみます。
試作例 1
釣竿で作ってみる。 固定で使う場合 釣竿の雨ざらしの耐久性は2~3年でしょう。
基本的な計算
300÷21=14.2857m 21mhzの1λです。
デルタは帯域が広いので21.15で割ってみると 14.1843m
大体5%くらい大きめの 14.89m 全周 14.9mくらいから始めればいいと思います。
設置場所等で長さは変化すると思います。
シュミレーションでは大きめの数字が出ますが、経験では ほぼ波長の長さになります。
今回使う釣竿が全長5.4m 先端の1本は細いので抜きます(-0.7m)。
1mの塩ビパイプに40cm釣竿を入れますので 塩ビの延長が0.6mになり
釣竿エレメントの長さは 1本あたり 5.3mになります。銅線の引き出し部分を20cmとして
斜辺5.5mまで可能です。
この竿の中に銅線を通すか 竿に添わせて銅線を止めます。
いつも2mmの銅線を使っています。
(オークションで格安の300m巻きを手に入れましたが なかなか減りません^^;)
上部のエレメントは大体 14.9-5.3-5.3=4.3mくらいでしょう。
一応 シュミレーションして最適化してみました。
斜辺のエレメントを5.3mとすると
上部エレメントは4.5mになりました。
この長さからはじめてみます。
c=5.3m b=2.25mX2
ちなみに頂点の角度θは25.12X2=50.24°
a=4.79mになります。
上部エレメントをピンと張るために角度は60° 以上になります。
インピーダンスは80Ω SWR1.6
このままでも行けそうです。
1/4Qマッチで給電すると。
100÷80=1.25に落ちます。
あとはどのように工作するかです。
30cmLアングルに塩ビパイプをボルトで固定した例です。
Lアングルも4cm巾の物を使わないとVP30はセンターに収まりません。
LアングルにUボルトと座金を取り付けブームに固定します。
座金があるとかなり頑丈に固定できます。
Uボルトにすると頂点の角度調整が出来るので便利です。
安い釣竿がてに入らないときは アルミパイプの構成で試算してみると良いでしょう。
耐久性はぜんぜん違います。
エレメントに使用する材料によって長さは変わります。
銅線も 被覆銅線を使うと短縮率は 大きくなります。(全体の長さは短くなります)
市販品も コストパフォーマンスに優れた商品があります。